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15日に横浜アリーナで開催された「FUJI BOXING」のアンダーカードには日本ユース初代フライ級王者の中谷潤人(20=M.T)や日本ライト級10位の小田翔夢(19=白井・具志堅)のホープが登場。中谷はWBCフライ級11位のマリオ・アンドレーデ(メキシコ)、小田はOPBF東洋太平洋ライト級10位のロルダン・アルデア(フィリピン)と対戦した。
中谷がペースを握り続けた
アンドレーデが距離を詰め、サウスポー中谷がサークリングしながら左を伸ばし中間距離で激しいペース争いを繰り広げた。7回、中谷はワンツー、左ボディアッパーでアンドレーデを後退させることに成功。8回、偶然のバッティングでアンドレーデは鼻を負傷。これ以上の続行は不可能となり負傷判定となった。2者がフルマークをつける判定勝ちで中谷が世界ランカーを撃破した。
タイトル戦を希望した
■日本ユース初代フライ級王者
■中谷潤人(M.T)
「逃げる相手に単発ではなく手を出しながら少しずつ追っていくことを課題にしていたけど、やりづらい印象から攻め急いでしまった。お互いに飛び込んで頭がぶつかる瞬間が多かったのも今後のいい経験になったと思う。タイトルのかかった試合をしたいですね」
■中谷潤人(M.T)
「逃げる相手に単発ではなく手を出しながら少しずつ追っていくことを課題にしていたけど、やりづらい印象から攻め急いでしまった。お互いに飛び込んで頭がぶつかる瞬間が多かったのも今後のいい経験になったと思う。タイトルのかかった試合をしたいですね」
再戦したい
■アリオ・アンドラーデ(メキシコ)
「体格差は気にならなかったけど、中谷の遠い距離に対応できなかったことが敗因だ。頭がぶつかることが多かったからもっと注意して欲しかったな。また、日本に来たいというよりは、彼とぜひ再戦したい」。
無敗記録を伸ばした
動きの素早いサウスポーのアルデアに攻めあぐねていた小田だったが、3回に右ストレートで顔を弾くと、ワンツーで腰を沈め連打で攻勢。その後も積極的な攻撃を展開したが、アルデアの巧みなディフェンスにパンチは空を切った。判定勝ちで無敗記録を伸ばした。
初の判定勝ち
■日本ライト級10位
■小田翔夢(白井・具志堅)
「とりあえず勝てたことは素直に喜びたい。サウスポーが苦手というより相手の変則的な左ボディストレートに対応できなかった。もっと冷静になっていたら、トレーナーの指示を聞けたはず。これからも決まった相手に着実に勝っていきたい」。
■小田翔夢(白井・具志堅)
「とりあえず勝てたことは素直に喜びたい。サウスポーが苦手というより相手の変則的な左ボディストレートに対応できなかった。もっと冷静になっていたら、トレーナーの指示を聞けたはず。これからも決まった相手に着実に勝っていきたい」。