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[試合後会見]2018.4.12

衝撃! 小原佳太のV2戦

 WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の小原佳太(31=三迫)が12日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに出場。同級8位のアルビン・ラガンベイ(22=比)を迎えて2度目の防衛戦を行った。小原は初回、右ストレートから左のフォローで先制のダウンを奪い幸先の良いスタートを切ったが…。
2度目の防衛に失敗
 2回、サウスポーのラガンベイが左右フックを振り回すと、小原はやりにくそうにガードを固めていたが、距離を詰めて左を放るとラガンベイの左フックと相撃ちになりダブルノックダウン! ラガンベイはすぐに立ち上がったが、小原はダメージが深く何とか起き上がるも10カウントが数え上げられ、痛恨のKO負けで王座から陥落した。
相手は強かったが過信してしまった
 まさかのKO負けで王座を失った小原は、「最後のパンチは見えなかった。日本人と違うボクシングで戸惑いはあったがやりにくさはなかった。巻き込まれて誘われて打たれたのだと思う」。「後半、勝負するために距離を取ろうと言われたが、上下のパンチが当たり急いだところにもらってしまった」と冷静に振り返った。 2016年9月の世界戦以来の敗戦となったが、「世界戦では打たれて引いて負けたので、今度パンチをもらった時はいこうと思っていた。受けに回って相手を調子づかせ距離が詰まったのが敗因」と語った。
 会見に同席した三迫貴志会長は「もらってはいけないパンチをもらってしまった。これがボクシング。結果を受け止めてもう一度敗因を考え、僕としてはもう一度リベンジさせてあげたい。それを含めてゆっく話し合う」と再戦を要求した。  
再戦にも前向きな姿勢を見せた
 一方、殊勲の勝利となったラガンベイは「ベルトを獲れてベリーハッピー。勝てると思っていなかったのでなおさらうれしい。KOシーンは完璧に覚えている。彼のパンチは見えなかった。ラッキーパンチだった」と信じられないといった表情を見せた。「初回にダウンしたが結構効いた。2ラウンドは当たればいいやとがむしゃらだった」と声を弾ませた。

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