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[試合後談話]2018.4.9

東日本新人王戦が開幕

 毎年盛り上がりを見せている東日本新人王戦が9日、後楽園ホールでスタート。この日は3試合が中止になったが、11月4日(日)の東日本新人王決勝戦を目指して数々の熱戦が繰り広げられた。
濱口が快勝した
 両者ともこれが3戦目の濱口大樹(22=ワタナベ)と渡邊博章(34=渡嘉敷)がスーパーバンタム級4回戦で激突。冷静な試合運びを見せた濱口が、3回にジャブでダウンをゲット。必死に食らいつく渡邊に距離を取りポイントを稼ぐと最後は右ストレートでキャンバスに沈めた。
デビューから3連勝
 初のKO勝ちを収めた濱口は「ダウンを奪った右は狙っていなかったが、きれいに入った。無理をしないでジャブから組み立てていく作戦だったが、GOサインが出たので最終ラウンドは倒しにいった」と冷静に振り返った。この日は約70人の応援団が駆け付けたという濱口は「先を見過ぎず小口トレーナーと一戦づつ勝っていきたい」と抱負を語った。
左:梅本が逆転勝ち
 6戦3勝(3KO)3敗の大場竜(22=ジャパンスポーツ)と3戦2勝1敗の梅本耕孝(35=新日本木村)はスーパーバンタム級4回戦で対戦。初回、大場の右フックをもらいダウンを喫した梅本だったが、2回以降は距離を潰して連打でポイントを挽回。最終ラウンドもロープを背負わせた。梅本が判定勝ちでトーナメントを勝ち上がった。
強弱をつけた攻撃が課題
 初戦をクリアした梅本は「ダウンはこっちが奪ったと思ったら、自分がしていたのでヤバいなと思った」と苦笑い。「相手は右クロスしかないと思ったので、ガードして打ち終わりを狙った」と話した。ボクシングは続けていたが、右半身に違和感を感じ長期のブランクを作った梅本。完治すると昨年11月、約5年ぶりに復帰した。「これからもガンガン前に出て泥臭く戦っていきたい」と拳を握った。
これからもっと強くなる!
 第10試合ではスーパーフェザー級4回戦で荒尾充(34=ワタナベ)と関一機(28=SRS)が対戦。関がボディにパンチを集めて流れを手繰り寄せると、強引な攻めが功を奏しポイントを連取した。

 初勝利を挙げ嬉し涙を流した関は「セコンドにポイントを取られていると言われ、必死に手数を出した。勝ってホッとした」と白い歯を見せた。元日本スーパーウェルター級1位で後楽園ホールを常に満員にした人気ボクサー川崎タツキ氏(現SRSジムトレーナー)に憧れボクシングを始めたという関。「これからもファイタースタイルで戦っていくが、もっと的確にパンチを当ていきたい」と課題を口にした。

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