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[試合後談話]2018.3.31

田中恒成がフライ級のリングで魅せた!

    前WBO世界ライトフライ級チャンピオンで世界2階級制覇王者の田中恒成(畑中)が31日、名古屋国際会議場で開催された「SOUL FIGHTING.54」のメインイベントでWBO世界フライ級12位のロニー・バルドナド(比)を迎えてフライ級転級初戦に臨んだ。世界3階級制覇を目指し6ヶ月ぶりのリングとなった田中は、ゲストで呼ばれていたWBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)を目の前にして、開始から鋭いジャブで先制し、ペースを握った。
左ボディでダウンを奪う
    世界前哨戦と銘打たれた試合は、開始から田中のスピードが冴え渡り、バルドナドにボクシングをさせない展開でスタートした。左右のフックを強振してくるバルドナドだが、ガードで対応した田中は鋭い左ボディを突き刺しペースを握る。4ラウンド、田中が左ボディを連打したところでバルドナドが苦悶の表情でダウン。ここを決めきれなかった田中だが、ボディを中心に組み立てると9ラウンド、バルドナドが防戦一方となりレフェリーが試合を止めた。
正直ホッとしてると田中
    試合後、田中は「勝てて正直ホッとした気持ちですね。自信を失っていたので勝てて取り戻すことができたと思います。今日のできは50点ですね。でも、調整はやっぱり階級をあげたことでやりやすかったですね」と、階級を上げたことに成果を語った。「これから次のことは考えていきます。やれるものなら世界がやりたいです」と、3階級制覇に向けて走り出した。
畑中清詞会長
    畑中清詞会長は「倒したかったね」と、笑顔を見せると「まあ、ランキングも1位にいることだし、ルール通りやってくれたら挑戦はできるのでしょう。木村チャンピオン次第ですね。まあ、これからです」と、WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)との対戦を熱望した。
木村翔(青木)
    試合の解説をした木村は試合後「生で見て、田中選手はスピードはピカイチ、バランスも良く良い選手だと思いました。正直手強いなとは思いました。日本人同士は僕自身はそんなに興味はないですが、周りがやはり盛り上がりますからね」と、対戦に含みをもたせた。
両者の対戦はあるか!

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