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WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米)と挑戦者の松本亮(24=大橋)の前日計量が27日、決戦の地となる後楽園ホールに併設する展示会場で行われた。この日も陽気なローマンはリミットの55.3sを400gアンダーでクリアすると、報道陣に向け余裕のガッツポーズでカメラ撮影に応えた。
松本は初の世界戦を前に緊張の様子
一方、プロ7年目で初の大舞台に立つ松本は少し緊張した面持ちで計量に臨み、リミットでパス。緊張の糸が切れたのか、ローマンとのフェイスオフでは思わず吹き出してしまった。計量後、自家製のハチミツホットレモンで喉を潤した松本は「ローマンが笑っていたのでこっちもつられて笑ってしまった」と減量から開放され、ようやく笑みがこぼれた。
松本はリミットの55.3kg
横浜高等学校の先輩で師匠の大橋秀行会長がWBC世界ミニマム級王座を獲得し、日本人世界挑戦連続失敗記録を「21」で止めたのが28年前の2月。あの日と同じ聖地、後楽園ホールで世界戦のリングに立つ松本は「運命を感じる」と話し、大橋会長は「亮は精神的に強くなった。今がタイミングとしてもベスト」と期待を寄せた。
序盤の入り方が重要と松本
計量には会長からプレゼントされたという「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツを着てくる予定だったが、減量した体に合わず断念。ならばと、ローマンに勝って一夜明け会見で着たいと話し、「判定でもKO決着でも、どんな形でもいいからとにかく勝つ」と闘志をたぎらせた。
ローマンは54.9kgでパス
対し、昨年9月に京都で久保隼(真正)を9回TKOで破り王座を獲得したローマンは、初防衛戦に向け「減量は上手くいったよ。タフな試合になるかもしれないが勝つのは私」とだけコメントを残し、足早に会場を後にした。
アウェイをものともせず絶対的な強さを見せるローマンを相手に、長身の松本は序盤の見極めが重要と話す。はたして28年前の感動の再現となるのか――。
アウェイをものともせず絶対的な強さを見せるローマンを相手に、長身の松本は序盤の見極めが重要と話す。はたして28年前の感動の再現となるのか――。
足早に会場を後にしたチャンピオン
■計量結果
王者:ダニエル・ローマン
体重:54.9kg
体温:36.9℃
脈拍:53/min
血圧:134/68mm/Hg
挑戦者:松本亮
体重:55.3kg
体温:36.6℃
脈拍:72/min
血圧:135/83mm/Hg
王者:ダニエル・ローマン
体重:54.9kg
体温:36.9℃
脈拍:53/min
血圧:134/68mm/Hg
挑戦者:松本亮
体重:55.3kg
体温:36.6℃
脈拍:72/min
血圧:135/83mm/Hg