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本日4日(日)に沖縄県立武道館でWBC世界フライ級タイトルマッチ、王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)対挑戦者のモイセス・フエンテス(32=メキシコ)が行われるが、具志堅用高(協栄)対ペドロ・フローレス(メキシコ)戦以来、37年ぶりに開催される沖縄での世界戦となり、大いに盛り上がりを見せている。その沖縄で畑中清詞会長の長男でプロ5戦目を行う畑中建人(19=畑中)が、前WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)と強化合宿を行っている。3月31日(土)に名古屋国際会議場で開催される「SOUL FIGHTING54」のセミファイナルで日本ミニマム級4位の松井謙太(23=三河)と対戦する畑中に意気込みを聞いた。
名前をアピールしたい
アマ42戦32勝(5KO)10敗、国体3位の実績を残しプロに転向。ここまで4戦全勝(4KO)と順調にキャリアを重ねているが、タイトル挑戦経験のある松井とのチャレンジマッチに「去年から会長にはランカーと対戦したいと言っていたし早くやりたかった。ここを勝って東洋太平洋ランカーにも入り、来年には挑戦できる位置にいきたい」と強気のコメントを口にした。
KOでランキングを奪う
父、畑中清詞会長の現役時代の雄姿は見ていないが、映像で試合を見たという建人は「僕の好きなスタイル。会長のようなボクシングを目指したい」と語ると、「今、モバイルの試合投票では僕のKO負けが一番多いが、5ラウンドで倒す」と必勝を誓った。
畑中清詞会長
また昨日、2月3日は今から27年前に畑中清詞会長が、王者のペドロ・デシマ(アルゼンチン)から合計6度目のダウンを奪い、名古屋のジムから初の世界王者となった記念すべき日。27年はあっという間だったと当時を懐かしんだ清詞会長。デシマとはその後、一度も会っていないが、風の噂でシングルプレーヤー(ゴルフでハンデが9以下の人)だと聞き、「俺も上手いから今度はゴルフで対決したいね」と笑顔を見せた。
夢への挑戦が始まる
格上に挑戦する建人について「やっとA級になりランカー挑戦できる。夢への挑戦の第一歩となる試合。ボクシングは最後はド突き合いだが(建人は)良い根性をしている」と気持ちの強さを評価。日本人初となる親子2代の世界王者を目指す。