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各階級の日本チャンピオンが最強挑戦者を迎えて行う指名試合戦「第39回チャンピオンカーニバル」が明日3日の後楽園ホール「ダイナミックグローブ」で開幕する。先陣を切るのは日本スーパーフェザー級王者の末吉大(27=帝拳)対指名挑戦者で同級1位の大里拳(23=大鵬)。その前日計量が、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、ともに規定の58.9kgをリミットでクリア。明日の対決に向け意気込みを語った。
初防衛戦の末吉はリラックスムード
ジムの先輩でもある現IBF世界同級王者の尾川堅一(30)が世界挑戦のため返上したタイトルを昨年10月の決定戦で獲得した末吉は、鬼門の初防衛戦ながら「いつもと同じでプレッシャーはまったく感じない」とキッパリ。
心技体をすべて伸ばしたい
決定戦の高畑里望(ドリーム)戦は内容が良くなかったと言うが、「今回は全ての面で成長を実感しているので、自分の良さを出して圧倒的な実力差を見せつけて勝つ」と意気込み、「ここは世界に行くための通過点。みんなが認めてくれる絶対的な強さを持った選手になりたい」と今年は更なるステップアップを目標に掲げた。
どんな展開になっても諦めない
対し、今回がタイトル初挑戦の大里は、12月の前戦で日本王座挑戦経験者の杉田聖(奈良)を制して掴んだチャンス。175cmの長身から繰り出される右ストレートには定評があり、目下引き分けをひとつ挟み9連勝中だ。U-15以来の後楽園ホールのリングとなるが気負いはなく、「いつも通りにリラックスしている」と笑顔でコメント。末吉については「僕と同じで距離が遠く、左の刺し合いが序盤のカギ。強いチャンピオンだが、絶対に勝つという気持ちで挑む」と気を吐いた。また、当日は大阪から約80人の応援団がくるそうで「ベルトを獲って恩に報いたい」と王座奪取を誓った。
チャンピオンカーニバル開幕戦は再び寒波に見舞われた東京が舞台。ともに長身から繰り出される左ジャブを活かした組み立てを得意とする技巧派なだけに、序盤から目が離せない展開が続きそうだ。寒空を吹き飛ばす熱戦に期待したい!
チャンピオンカーニバル開幕戦は再び寒波に見舞われた東京が舞台。ともに長身から繰り出される左ジャブを活かした組み立てを得意とする技巧派なだけに、序盤から目が離せない展開が続きそうだ。寒空を吹き飛ばす熱戦に期待したい!