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[調印式・計量]2017.12.30

京口紘人はド派手なパンツで前日計量

 大晦日に東京・大田区総合体育館で開催される「KYOKUGEN2017トリプル世界戦」、IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級タイトルマッチで初防衛戦に臨む京口紘人(24=ワタナベ)と挑戦者で同級3位カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)の調印式と前日計量が都内のホテルで行われた。プロデビューから日本人最速の1年3ヶ月で世界王座奪取した京口はとにかく目立ちたがり屋。調印式の席上でもガッツポーズをカメラマンに撮らせていた。また、計量では派手な下着に報道陣の注目が集まった。
隣の木村翔(青木)とも談笑
 イメージカラーのオレンジの日本製グローブを選択した京口は、マイクを向けられると「前回の挑戦時より落ち着いている」と切り出し、鬼門の初防衛戦にも「評価の高い挑戦者だが、自分が勝つと確信している。ここ2試合KOから遠ざかっているので、今回は京口にしか見せられないボクシングをする。期待してほしい」と自信満々にコメントした。
挑戦者は少しナーバスな様子
 一方、挑戦者カラーの青のグローブを選んだブイトラゴは、今回が4度目の世界挑戦だが、4年半前にメキシコで行われたWBO(世界ボクシング機構)ミニマム級暫定王座決定戦で勝利を収めたながら、後にWBOよりタイトル戦と認められず苦渋を飲んだ経験を持つ。それだけに世界タイトル獲得はキャリア10年目の悲願で、「アメリカで2ヶ月半におよぶ厳しいトレーニングを積んできた。以前の私ではない」と闘志を燃やした。
勝負パンツはベルサーチ
 会見後には写真撮影、前日計量が行われ、京口のド派手なベルサーチのパンツが目を引いた。このパンツは7月の世界戦後に後援者からプレゼントされたもので、これを履いて初防衛戦の計量に臨む約束を京口がはたしたのだ。少し照れた顔の京口だったが、明日の意気込みをあらためて聞かれ「トリプル世界の大舞台で爪痕を残す」と気を吐き、会場を後にした。
500gアンダーだったブイトラゴ
 昨年4月にプロ転向後、今年2月に東洋太平洋王座、7月に世界タイトル獲得と僅か1年あまりでボクシング界に名を刻んだ京口。子供の頃はテレビで見ていたという大晦日のリングで、どんな輝きを見せてくれるのか注目したい。
レフェリーは9月の田中恒成(畑中)戦を捌いたラミレス氏
■計量結果
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
王者 京口紘人(ワタナベ)
体重:47.5kg
体温:37.1℃
脈拍:83/min
血圧:117/77mm/Hg

挑戦者カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)
体重:47.1kg
体温:36.8℃
脈拍:69/min
血圧:115/77mm/Hg

■試合役員
レフェリー/ロベルト・ラミレス(プエルトリコ)
ジャッジ/セサール・ラモス(プエルトリコ)、グレン・ハマダ(米)、フランシス・ジャクソン(米)
立会人/アニバル・ミラモンテス(米)

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