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WBC(世界ボクシング評議会)フライ級10位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)は2月4日、沖縄県沖縄市の県立武道館で同級王者、比嘉大吾(22=白井・具志堅)に挑戦することになった。元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級、ライトフライ級(暫定)王者のフエンテスは、勝てば3階級制覇となる。2度目の来日となるフエンテスは「華麗なボクシングで比嘉に勝つ」と自信満々だ。
3階級制覇を狙って比嘉に挑むフエンテス
07年5月にプロデビューしたフエンテスは4年後にWBOミニマム級王座を獲得し、2度防衛後にはライトフライ級に転じてドニー・ニエテス(比)の持つWBO王座に相手国で挑んだが、12回引き分け。半年後に暫定王座を獲得して2階級制覇を成し遂げたものの、14年5月の再戦ではニエテスに9回KOで敗れた。昨年の大晦日、ニエテスの返上したWBOライトフライ級王座を田中恒成(畑中)と争ったが、5回TKO負けという結果に終わっている。今年7月の再起戦ではウリセス・ララ(メキシコ)に不覚をとって世界戦線から一時は大きく後退したが、10月の再戦でララに1回KO勝ち、再浮上してきた。戦績は30戦25勝(14KO)4敗1分。
WBCのお膝元ということもありフエンテスは緑とゴールドのベルトに執着があるらしく、「WBCのベルトは多くのボクサーが目標にしているもので、それをメキシコに持ち帰るためにハードなトレーニングをこなしている」と話している。14戦全KO勝ちの比嘉については映像で戦いぶりをチェックしたらしく、「とても強いパンチを持った優秀な選手」と認めている。そのうえで「華麗なボクシングで勝つ。そのためにもベストのコンディションをつくって日本に乗り込むつもりだ」と意気込んでいる。