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19日に後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.2」のセミファイナルでは、東京農業大学ボクシング部出身で、これがプロ2戦目となる山内涼太(22=角海老宝石)が登場。フライ級6回戦でフィリピン同級王者でOPBFライトフライ級6位のレスター・アブタン(26)と対戦した。 さらに6月に日本タイトルに挑戦して以来の試合となる日本スーパーライト級5位の今野裕介(28=角海老宝石)が出場した。
OPBFランカーを撃破!
山内は右フックを繰り出しながら頭から突っ込んでくるアブタンに手を焼いたが、2回に左ボディからワンツーで腰を沈めると連打で攻勢。ロープにもたれかかったアブタンにダウンを宣告した。3回、山内はアブタンのパンチをスウェーでかわすと、ボディ攻撃で体力を削った。4回、アブタンのラフ攻撃に決定打を作れなかった山内だったが、プレスをかけて右ストレートで2度目のダウンを奪った。立ち上がったアブタンに連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。
これからの活躍に注目!
デビュー戦に続きKO勝ちした山内は「相手の動きを止めるにはボディしかないと思った。ダウンを奪ってから決めるにはここしかないと必死でした」。「想像以上に相手の頭が低くてやりづらかった。パンチをもらってしまったのでこのままでは上にいけない」と冷静に試合を振り返った。OPBFランク入りが濃厚となるが、「ひとつひとつ勝っていくだけです。もっと実力をつけてから目標を掲げたい」と謙虚な姿勢を崩さなかった。
今野が再起に成功した
今野はウェルター級8回戦で日本ウェルター級9位の丸木和也(天熊丸木)とのランカー対決。初回から今野がプレスをかけて攻勢を仕掛け、左フックで腰を沈めるとロープに詰めてダメージを与えた。4回、今野は左ボディで相手をくの字にすると、続く回にロープに詰めて連打でストップに持ち込んだ。
ベルトは届かない距離ではない
試合後、リング上のインタビューでホッとしたと語った今野は「前回の試合でジャブとボディが武器になると思ったので組み立てた。本当はボディで沈めたかったが勝てて良かった」と安堵の表情。スーパーライト級は同門の細川バレンタイン(36)が先日に新王者に就いたが「悔しい気持ちがあるがうれしい気持ちの方が大きい。今の階級の方が動きやすいが、ウェルター級でもチャンスがあればまたタイトルに挑戦したい」と抱負を口にした。
今日は100満点で10点です
スーパーバンタム級6回戦でチナーティップ・タウィープーン(18=タイ)と対戦したサウスポー武田は初回から距離を詰めてワンツーをヒット。しかし、ガッチリとガードを固めたチナーティップからダウンを奪うまでには至らず。主導権を支配し続けた武田がフルマークの判定勝ちを収めた。
KOを逃しガックリと肩を落とした武田は「まったくやりたいことができなかった。思った以上に相手の距離が遠かった。前日に足を痛めた影響もあるが、上体の使い方が悪くて良いパンチを当てても3〜4発が続かなかった」と反省の弁を述べた。「来年は日本ランキングに入りたいのでランカー挑戦を希望したい」と話したが、「他の階級では日本ユースの防衛戦で盛り上がっているので、自分もやりたい。若くて強い選手と戦いたい」と初防衛戦にも意欲を示した。
KOを逃しガックリと肩を落とした武田は「まったくやりたいことができなかった。思った以上に相手の距離が遠かった。前日に足を痛めた影響もあるが、上体の使い方が悪くて良いパンチを当てても3〜4発が続かなかった」と反省の弁を述べた。「来年は日本ランキングに入りたいのでランカー挑戦を希望したい」と話したが、「他の階級では日本ユースの防衛戦で盛り上がっているので、自分もやりたい。若くて強い選手と戦いたい」と初防衛戦にも意欲を示した。