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元WBO世界女子フライ級チャンピオンの好川菜々(堺東ミツキ)が17日、メキシコで元メキシコ国内ライトフライ級チャンピオンのデリア・ロペス(メキシコ)とWBC世界女子フライ級暫定王座決定戦で、暫定ながらも世界チャンピオンの座に返り咲いた。
歓喜の瞬間
アウェイで戴冠に成功した好川は「今日はウォーミングアップから体は切れていたのでスピードで勝負しようと思っていました。でも私の悪い癖でメキシカンのガンガンくるタイプにつき合ってしまい、中盤は苦しみました。でも、クリーンヒットは自分の方が取っていると思っていたし、必ずダメージは出てくると信じていた。終盤、後何ラウンドかわからなくなり、最終回の『絶対に行け』の指示を聞き逃して、中途半端になってしまったのがすごく悔しい。判定が出るまでこんなに長く感じたことはなかった。待っている間、これまで応援してくれた方々に何とか恩返しをしたいと願っていた。名前が呼ばれた瞬間全てが頭の中から飛んでしまいました。WBOの時もそうでしたが、とにかくホッとしました」。
左:野上真司トレーナー
夫でトレーナーの野上真司氏は「序盤はパンチもキレていたし、『これはいける』と思ったが、次第に相手ペースに巻き込まれて不安がよぎった。でも今日は最後まで諦めない強い気持ちを持って対抗していたので、終盤は気力の勝負を促した。終盤の粘り腰は彼女の最大の持ち味。敵地で判定をモノにしたのは本当に大きい!その気力には頭が下がる。思いっきり褒めてあげたいです」。