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22日に後楽園ホールで開催された「協栄会 復活祭」のメインイベントでは日本ユース初代スーパーフェザー級王者の三瓶数馬(22=協栄)と挑戦者の石井龍輝(20=船橋ドラゴン)が激突。サウスポー同士の一戦は初回、石井が軽快なフットワークから左ストレートをヒットし好スタートを切った。
三瓶が死闘を制した
ペースを取られた三瓶は2回、距離を詰めるが石井のワンツー、左アッパーを浴びるとラウンド終盤に左ストレートをカウンタでもらいダウンを喫した。ピンチを迎えた三瓶だったが、3回からボディを叩き体力を削ると、4回に連打でダウンを奪い返した。5回、石井はコンビネーションを決めるが、三瓶の前進を止めることができず。勢いに乗った三瓶はボディへ連打を打ち込み2度目のダウンを奪うと立ち上がったところをパンチをまとめてフィニッシュに持ち込んだ。三瓶が逆転TKO勝ちでユースタイトル初防衛をはたした。
ダウンしたが冷静だった
ベルトを死守した三瓶は「トレーナーと練習してきたことがまったく出せなかった。単純に前に出てしまい相手の好きなようにさせてしまった。ボディは効いていなくても打ちまくろうと思った。勝ったけど(控え室が)重苦しい雰囲気になってしまいましたね」と苦笑い。結果的に打ち合いになっているが、違うスタイルを模索中だという三瓶は「このままでは上位ランカーには勝てない。気持ちを切り替えて練習していきたい」と反省の弁を述べた。
相手のキャリアの方が上だった
一方、序盤にダウンを奪うもベルトに手が届かなかった石井は「ボディが徐々に効いてしまった。持っている力は出したが、自分の練習不足。A級最初の試合がこの試合で良かった。これから修正していきたい」とサバサバした表情で試合を振り返り前を見据えた。