試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
高知県のサンピアセリーズで29日、黒潮ジム主催の「第35回黒潮ダイナミックファイト」が開催された。メインイベントでは東洋太平洋バンタム級11位の荒木哲(斎藤)が、関東から大野顕(川崎新田)を迎えてバンタム級8回戦に臨んだ。台風直撃の高知県だが、年に一度のプロボクシングイベントとあって満員の観客が声援を送った。
鮮やかなKO勝利
試合は、ランカーの荒木が最後はスピードで圧倒した。序盤、ジャブの差し合いで試合はスタートしたがスピードで上回った荒木が先手を獲る。対して、ランキング奪取に燃える大野は、左ボディを起点に試合を組み立てる。すると6ラウンド中盤、荒木が打ち合いの中、狙いすました右を決めダウンを奪うと、立ち上がった大野だが足元が定まらず、そのままカウントアウトされた。
日本ランキング入りを狙う荒木
試合後、荒木は「最初はちょっと硬くて動きが悪かったですけど、中盤からはしっかりと動けるようになりました。とりあえず日本ランキングを目標にしているので、頑張ります。また応援よろしくお願いします」と、大粒の汗を拭った。
左:斎藤博之会長
斎藤博之会長は「ちょっと1、2ラウンド硬かったけど、中盤からようやく動いていたね。今回は関東からパンチのある選手を迎えての試合で、まあ、KOでクリアしたし良かった。日本ランキングに入れてやりたいので、まずはそこを目標にやります」と、愛弟子の出来に安堵した。