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23日に後楽園ホールで開催された「DANGAN192」日本初代ユース・スーパーバンタム級王座決勝戦、日本スーパーフェザー級11位の石田凌太(21=宮田)対日本同級13位の水野拓哉(22=松田)が行われた。 打ち合いを好む両者の対戦は初回から激しいパンチの応酬となった。
水野が打撃戦を制し王座を獲得
序盤は石田がプレスをかけてワンツーをヒットすれば水野は距離を作り応戦。中盤は水野の左ボディが効果的に決まり、相手の動きを一瞬止めると連打で襲い掛かった。その後は両者とも意地と意地のぶつかる凄まじい打ち合いに。最終8回は水野がボディの連打で後退させポイントを奪ったジャッジに委ねられた採点は割れたが2者が水野を支持した。
勝てたことだけが今日の収穫
激しい打撃戦を制した水野は「気持ちだけは曲げないと強い気持ちでいったが、打ち合いになってしまった。試合展開に関しては反省です」と試合を振り返った。「判定となったのは苦い経験だが、次回への良い経験としてとらえたい。相手は2階級上だからかパンチがあった」。「今回、ユースチャンピオンとなったが、内容がまったくダメだったので今のままでは上のレベルにいけない。もっと練習して強くなります」とさらなる飛躍を誓った。
序盤に右拳を痛めてしまったと石田
接戦を落としベルトを巻くことができなかった石田は「判定は厳しいと思っていた。相手は打たれ強くて気持ちが強かった。中間距離で勝てると思ったが…」と悔しそうに漏らした。
レベルを上げていき挑戦したい
試合を観戦に来た馬庭大樹(19=ONE・TWOスポーツ)は「気持ちの入ったド突き合いだった。水野選手はテクニックとパワーと併せ持っていて嗅覚がすごいと思った。お互い打たれ強かった」と感想を語った。
採点表