試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
先月引退を発表した内山高志(ワタナベ)と三浦隆司(帝拳)が長らく世界王者として君臨していたスーパーフェザー級。数年後の世界チャンピオンを目指し三瓶数馬(22=協栄)と石井龍誠(21=伴流)が22日、後楽園ホールで開催された「DANGAN191」で日本ユース初代スーパーフェザー級王座を争った。
石井の反撃を振り切り勝利を手にした
初回、石井が一瞬の飛び込みから左を突き出すが、三瓶は強いプレスから右ボディを叩くと左ストレートを振り抜いた。その後も三瓶はボディにパンチを集め着実にポイントを加点。後手に回った石井は左フックを返すが空を切ると連打を浴びて後退した。しかし、5回になると石井はワンツーで腰を沈め反撃の糸口を作った。後半は両者とも一歩も引かない打撃戦となったが、三瓶が手数で上回った。ジャッジ2者の支持を得た三瓶が接戦を制した。
ここからまた新たなスタートだと三瓶
ベルトを肩にかけた三瓶は「最初は自分の距離を作れていたのに攻撃が一辺倒になってしまった。打った後に横に動くことが出来なかった。強い内容をみせる試合ではなかった」と反省の弁が口を突いた。しかし勝利を挙げたうれしさが次第にこみ上げてきたのか「何としても勝つというテーマは実行できた。応援してくれる人にベルトを見せることができるのがうれしい」と表情を崩した。
手数で劣っていたので採点は仕方ない
後半追い上げをみせるも判定を落とした石井は「ボディにもらったパンチは嫌だったが倒れたくないと思った。相手とキャリアの差を感じた。距離を取らせてくれないやりづらさがあった」と唇を噛んだ。
採点表