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15日(火)に島津アリーナ京都でWBC(世界ボクシング評議会)世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)に挑む同級1位のルイス・ネリ(22=メキシコ)が10日、都内のジムで練習を公開した。デビュー以来23連勝で世界初挑戦となるネリは「日本に来て3日経つが、体調が良くパーフェクトに仕上がった。モチベーションは日ごとに増している。明日にでもリングに上がりたい」と自信を示した。
練習前の会見
練習前の会見で「山中が13回目の防衛なのは知っている。連続防衛記録をストップするために日本にやってきた。相手のスタイルが分かれば懐に入れるので6ラウンド以内にKOする」と不敵な笑みを浮かべた。「ベルトを獲ったら防衛戦をしていくが、ゆくゆくはスーパーフライ級に落としてローマン・ゴンサレス(30=帝拳/ニカラグア)やファン・フランシコ・エストラーダ(27=メキシコ)と対戦したい」と語った。
巧みなディフェンスを見せた
会見後には山中と同門のB級選手のサウスポー舟山大樹(23)と2ラウンドのスパーリングを披露。舟山のジャブをパーリングで払いジワジワとプレスをかけると力強い左右フックを叩き込んだ。2ラウンド、ワンツーを繰り出す舟山に真っ向から応戦すると、強烈な左フックを決めた。公開練習では目ならし程度のものが多いが、この日はガチンコスパーを見せた。変則的な角度で繰り出す連打と左クロス、コンパクトな右フックには注意が必要そうだ。
私の方が手数が多くて若い
ネリと拳を交えた舟山は「パンチの角度が日本人とは違う。接近戦が上手くて一発一発が強くて連打が止まらない。ただ、パンチの質は違うが山中さんの方が強いと思った」と感想を口にした。
高地トレーニングで心拍数を上げてきた
スパーリング後のミット打ちではワンツー・左アッパーを交えたコンビネーションを見せたネリ。減量着を着こんで精力的に動いていた。
ネリが勝てばメキシコ・ティファナ出身では13人目の世界王者となるネリ。13度目の防衛を目指す山中との決戦は5日後になる。
ネリが勝てばメキシコ・ティファナ出身では13人目の世界王者となるネリ。13度目の防衛を目指す山中との決戦は5日後になる。
決戦は8月15日、島津アリーナ京都