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5日、米国カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで行われたWBC世界スーパーウェルター級王座決定戦は、サウル・アルバレス(メキシコ)がマシュー・ハットン(英)に3対0の大差判定勝ち、20歳の若さで新王者となった。
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もともとアルバレスの持つシルバー王座の防衛戦として行われる予定だったカードだが、150ポンド(約68.0キロ)の契約体重にすることでWBC王座の決定戦に昇格。しかし、アルバレスは前日の計量で体重超過のため、罰金を払って試合実現にこぎ着けた経緯がある。
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試合は昇竜アルバレスの圧勝だった。重厚なプレスから自慢の左右の強打を振るって毎回のようにポイントをゲット。ハットンも勇敢に応戦したがパワーの差は歴然。4回には左目上をカットしてしまい、さらにアルバレスを勢いづかせてしまう。
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7回、アルバレスはブレーク後の加撃で減点を科されたが、これが唯一の失点だった。終盤、アルバレスはKOを狙って攻勢を強めたが、ハットン倒すことはできなかった。
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採点は三者とも119対108の大差だった。兄リゴベルトに続く29組目の兄弟世界王者となったアルバレスは37戦36勝(26KO)1分。2階級制覇王者のリッキー・ハットンを兄に持つハットンは48戦41勝(16KO)5敗2分。