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7月23日に大田区総合体育館で行われるIBF世界ミニマム級タイトルマッチに出場する王者のホセ・アルグメド(28=メキシコ)が20日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開した。同級9位の京口紘人(23=ワタナベ)を迎えて4度目の防衛戦に臨むアルグメドは「試合はどちらかが倒れるだろう。リング上で白黒ハッキリさせる」と気を吐いた。
練習前の会見
2015年12月に高山勝成(仲里→引退)と対戦して以来、今回が2度目の来日となるアルグメド。京口の印象を「映像を見て分析したが、私のような強い相手とまだ戦っていない。今回、私が彼に立ちはだかる初めての強い相手になる」。 前回から2ヶ月弱での試合となるが「リスキーだが質の良い練習をしてきたので問題ない」と自信を示した。
スピードに自信がある
会見後に行われた練習では引き締まった肉体美を披露した。ミット打ちではワンツーを軽めに打っただけで1ラウンドで終了、その後のサンドバッグ打ちでは荒々しいパンチを打ち込み、こちらも1ラウンドで切り上げた。
井上孝志トレーナー
アルグメドの練習を見た井上孝志トレーナーは「昔、辰吉(丈一郎)と戦ったビクトル・ラバナレス(メキシコ)にタイプが似ている。体が強くて仕上がっている。すごい試合になると思うが、こっちも仕上げているのでKOで勝つ」と感想を口にした。
京口をKOする
この試合を防衛すると、次戦は9月16日に米国・ネバダ州ラスベガス・Tモバイルアリーナで行われるゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)とサウル・アルバレス(メキシコ)のアンダーカードでIBF同級3位のカルロス・ブィラゴ(ニカラグア)を相手に指名戦を予定しているアルグメド。渡辺均会長によると、京口がタイトルを獲得した場合もブィラゴと対戦する予定(場所は未定)だという。