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愛知県刈谷市内の刈谷あいおいホールで16日、薬師寺ジム主催の「SPLENDID BOXING」が開催された。メインイベントでは、16年新人王西軍代表の矢吹政道(薬師寺)がB級昇格初戦で平井雅樹(宮崎ワールド)を迎えフライ級6回戦が行われた。
勝利は全てKOの矢吹
試合は、24戦のキャリアを持つ平井に挑んだ矢吹は、序盤から一方的に平井を圧倒してみせた。1ラウンド開始から頭を下げ前進して左右のフックを狙った平井に対して、矢吹は右ストレートを打ち下ろし先制すると、右のアッパーをねじ込む。平井は距離を詰め、フックを振るうが矢吹のボディワークについていけず。2ラウンド、右のアッパーで平井を起こした矢吹は右を一閃。わずかに膝を揺らした平井の様子をみたレフェリーが試合をストップ。矢吹はB級昇格初戦をKOで決めた。
快心の勝利
試合後、矢吹は「平井選手は頭を下げてくるのも知っていたんですけど、やりにくかったですね。打つところがないというか、おでこばっかり当ててました」と、試合を振り返った。「あと1回勝てばA級に上がれるので、しっかりと勝って、チャンピオンを目指します」と、笑顔で会見を締めた。
薬師寺保栄会長
薬師寺保栄会長は「まあ、今日の相手は難しい相手でしたけど、勝ってよかったですよ。あと1勝でA級ですし、まだまだ、今のままでは勝っていけないので、しっかりと練習して、上を目指します」と、語った。