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[試合後談話]2017.6.24

神戸でスーパーバンタム級上位の激闘

 神戸市中央体育館で24日、真正ジムのイベント「REAL SPRITS.56」が開催された。メインイベントには日本スーパーバンタム級2位で東洋太平洋同級3位の小坂遼(真正)が関東から大野顕(川崎新田)を迎えてスーパーバンタム級8回戦に臨んだ。タイトル戦が見えてきた小坂が弾みをつける試合ができたのか。
激闘を演じた両者
 試合は、開始から小坂の左フックをもろにもらった大野が膝を揺らすところからスタート。大野は2ラウンド以降立ち直り、ノーモーションの右ストレートをあてるとコンビネーションを随所に決めていく。対して、小坂は序盤の好機を逃すと劣勢に回る場面を作ってしまう。中盤から、ジャブで立て直した小坂は、徐々にペースを握り返すと、的確に右ストレートをあてるが大野もランキング奪取に意地を見せ左右のボディで応戦してみせた。終盤、完全にペースを握る小坂はワンツーから左ボディを的確に当てポイントアウト。最後にはランカーの意地をみせた小坂が判定で勝利を収めた。
小坂遼
 試合後、控え室に戻った小坂は「1ラウンド目に相手が効いたのがわかったんですけど、決めきれず。パンチをもらいすぎましたね」と、反省の言葉が口をついた。「こんな試合しているようじゃ、タイトルは獲れないと思うので、もうちょっと色々考えて練習します」と、ふんどしを締め直した。
山下正人会長
 山下正人会長は「パンチのある相手やったし、あの戦いになったのは仕方ないんやないかな。今日はあれでよかったと思う。まあ、タイトル戦であれじゃあかんと思うからもう一回しっかりと勝てるボクシングを練習せなあかんね」と、ランキング上位につける小坂のさらなる奮起に期待した。
年内にタイトルを狙う小坂

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