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東京五輪を目指したいという理由からプロボクサーを引退した前チャンピオン高山勝成(仲里→引退)がベルトを返上したことで、暫定王者から正規王者へと昇格したWBO世界ミニマム級チャンピオン福原辰弥(本田F)が19日、熊本県内で会見を開き、初防衛戦の開催が決まったことを正式に発表した。挑戦者はランキング1位の山中竜也(真正)。日本人対決となった注目の世界戦は、熊本県芦北町にある芦北町民総合センターしろやまスカイドームで8月27日(日)に開催される。
福原辰弥(本田F)vs山中竜也(真正)
会見の席で福原は「相手が上手いので自分からしかけて1ラウンドから攻めて行きたい。前回の試合には満足できていないのでより良い試合をしたいと思う。相手の足を止めて連打でストップに持ち込みたいが、12ラウンド戦う準備も整えている。流れの中でKOできればいい」と意気込みを語った。
熊本に元気を!
「まだ復興途中の熊本だが、前回の試合で多くの力をもらった。この試合も頑張りたい。ベルトを防衛するというよりも挑戦者の気持ち。良い内容で勝って熊本と芦北町を盛り上げて行きたい」。九州で活躍する男子唯一の世界チャンピオンが強い想いで初防衛戦を迎える。
本田憲哉会長
「熊本市内は復興の半ばの部分も多く、芦北町の支援があって開催できました」と、初防衛戦開催の経緯を伝えた本田フィットネスジムの本田憲哉会長は「山中選手はボクサータイプで上手いボクシングを展開するが、福原には強気に攻めさせて勝ちに行かせたい」と地元の世界チャンピオンに期待を寄せた。