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7月10日(月)に後楽園ホール開催の「A-sign.Bee.5」のメインでイバン・モラレス(25=メキシコ)と56s契約ノンタイトル10回戦を行う元WBO(世界ボクシング機構)バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が、16日に所属ジムで練習を公開した。
サウスポーのモラレスは長兄に4階級制覇王者のエリク・モラレス、次兄に元WBO世界スーパーフライ級王者のディエゴ・モラレスを持つ、和毅と同じ3兄弟の末弟。奇しくも日墨の3男対決となったが、イバンは昨年4月に敵地イギリスでIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンスに挑戦するも判定負けを喫し、亀田3兄弟に続く世界で2例目の3兄弟世界王者誕生とはならなかった。今回は3兄弟で来日を予定しており、試合当日は両陣営で3兄弟が揃う、世界的にも稀な一戦として注目を集める。
サウスポーのモラレスは長兄に4階級制覇王者のエリク・モラレス、次兄に元WBO世界スーパーフライ級王者のディエゴ・モラレスを持つ、和毅と同じ3兄弟の末弟。奇しくも日墨の3男対決となったが、イバンは昨年4月に敵地イギリスでIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンスに挑戦するも判定負けを喫し、亀田3兄弟に続く世界で2例目の3兄弟世界王者誕生とはならなかった。今回は3兄弟で来日を予定しており、試合当日は両陣営で3兄弟が揃う、世界的にも稀な一戦として注目を集める。
左フックは見えなかったとパートナーの佐々木
フェザー級で東日本新人王に出場中の2戦2勝(2KO)、サウスポーの佐々木蓮(22=ワタナベ)と4ラウンドのスパーリングを披露した和毅は、序盤から右ストレートを上下に打ち込みながら距離を潰すと、ボディ、アッパーで起き上がらせ、左フックを好打。フェザー級のホープを終始手玉に取っていた。
仕上がりは良いがまだまだやることはある
スパーリングを終えた佐々木は、「今まで戦ったなかで一番強い。左フックのリターンが速くて何もできなかった」と脱帽。一方、対左との対戦は少ないが、これまで和氣慎吾(山上)、岩佐亮佑(セレス)といった国内のトップレベルのサウスポーをパートナーに対策を図ってきたという和毅は、「色んなタイプのサウスポーと練習し、まだまだパンチをもらいながらだが感覚は掴めてきている」と対策に自信を示し、モラレス戦に向け「一度も倒れたことのない選手だが、意地でも倒し切る」と気を吐いた。
弟のスパーを見つめる興毅氏
チーフトレーナーを務める長男の興毅氏は、「以前より力強くなったしパワーもついた。左は苦手かと思ったが上手く対応している。闘争心も前面に出てきたし、スパーの内容で試合をすればお客さんも沸くはず」と手応え十分といった様子。また、今回の課題として「ギリギリの距離。10pをどう縮めるか」を挙げ、「もらわずに勝つボクシングもできるが、今以上を目指すならギリギリまで踏み込んでの勝負が必要。危険な面もあるが、亀田家の主役になった今、覚悟を見せてほしい」と要求し、モラレス戦を来たるべき世界戦のバロメーターと位置づけた。
6〜7Rぐらいに仕留めたいと和毅