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世界を目指すOPBFフェザー級王者の竹中良(32=三迫)が8日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに出場。同級13位のノ・サミュング(25=韓国)を相手に4度目の防衛戦を行った。前日計量で圧倒すると誓った竹中の戦いに注目が集まった。
ノが逆転勝ちでタイトル獲得
テクニックで一枚上手の竹中がフットワークを駆使して右ストレート、左ボディでポイントを稼いだ。対するノもワンツー、ボディで応戦。4回終了時の公開採点は38-38×1、40-36、40-37で竹中がリードした。ペースを掴んだ竹中だったが、ノのしつこい前進に手を焼き始め被弾する場面が増えていった。8回終了時の公開採点は78-73、78-74、77-74で竹中が優勢。10回、ノが右ストレートを振り抜くと竹中は腰を落としてしまいダウン。立ち上がった竹中だったが再びノの右をもらい2度目のダウン。カウント中にタオルが投入され逆転KO負けで王座から陥落した。
新チャンピオンのノ・サミュング
殊勲の勝利を挙げたノは「途中負けているのが分かったのでより攻めないと勝てないと思った。最後のラウンドは相手の呼吸が乱れているのが分かったので攻めた。東京でまた戦いたい」と目を輝かせた。
三迫貴志会長
ダメージが深い竹中に代わってコメントした三迫貴志会長は「あまり調子が良くなかったのか集中力が続かなかった。唇の負傷はバッティングだと思ったが、効いてしまったのは事実。今後のことは本人と話してからになるが、もう1回復活させて立て直したい」と再びチャンスを与えたいと話した。
清水聡(大橋)
この試合を観戦したロンドンオリンピック銅メダリストで日本同級10位の清水聡(31=大橋)は「まさか負けるとは思わなかった。竹中は途中から体力が切れて疲れていた。以前KO負けしたパターンに似ていると思った」と感想を語った。
採点表