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元日本&OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の渡部あきのり(31=角海老宝石)が8日、後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のセミファイナルに出場。スーパーウェルター級8回戦でOPBFミドル級10位のマキシ・ナハク(31=インドネシア)と対戦した。
豪打が爆発した
初回、ジャブで距離を測りながら左を伸ばして様子を見た渡部だったが、2回になるとコーナーに詰めてボディに左アッパーを突き刺して先制ダウンを奪うと、さらに左でダウンを追加。立ち上がってきたナハクに左ストレートを決めて3度目のダウンを奪いフィニッシュした。
決められた試合を勝っていきたい
約1年10ヶ月ぶりの勝利となった渡部は 「練習してきたことの半分も出せていない。今日でキャリア40戦になるが、納得のいくボクシングができていない。だからこそ(ボクシングは)面白いですね」とコメント。移籍2戦目で初勝利となった渡部は「色々な困難があったが一度だけの人生だし苦労も乗り越えていきたい。ベテランと言われたりもするが、まだ始まっていないと思っている。ここから見せていくしかないですね」と笑顔を見せた。