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[メキシコ情報]2017.4.25

「比嘉とは相性がいい」

 5月20日、東京・有明コロシアムで比嘉大吾(21=白井・具志堅)の挑戦を受けるWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)が、「長い年月をかけて獲得した王座を簡単に手放すわけにはいかない。(ファイター型の)比嘉とは相性がいいと思う」と自信をみせている。現在、エルナンデスは比嘉戦に備えて高地トレーニングに励んでいる。

比嘉とは噛み合う
 エルナンデスは04年3月、まだ比嘉がランドセルを背負って小学校に通っているころにプロデビューし、13年間に36戦34勝(25KO)2敗の戦績を収めている。8戦目に8回KO負け、11年には井岡一翔(井岡)の持つWBCミニマム級王座に挑んで判定で敗れるなど挫折も経験してきた。それだけに今年3月にタイで獲得した王座には特別な思いがあるのだろう。現在、エルナンデスは標高2800メートルから3000メートルのメキシコ州テモアヤで高地トレーニングを積んでいる。エルナンデスは「世界王座を獲得したときと同じトレーニングをしている。ベルトを手に入れるまでには多くの時間を費やしてきたので、簡単に手放すわけにはいかない。足をつかいながら強打を打ち込むのが自分のスタイルなので、それができるコンディションをつくるために準備している。比嘉の戦闘スタイルは私が能力を発揮しやすい噛み合うスタイルだと思うので、きっといい勝ち方ができるだろう」と自信をみせている。

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