試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
元日本スーパーバンタム級王者の大竹秀典(35=金子)が17日、後楽園ホールで開催された「ゴールデンチャイルド119」のメインイベントで東洋太平洋同級王座決定戦を行い、同級2位のジェルビルト・ゴメラ(比)と拳を交えた。初回、サウスポーのゴメラが左ストレートを強振し大竹を脅かした。
判定勝ちでベルトを獲得した
パンチを振り回すゴメラに手を焼いた大竹だったが、3回にプレスをかけて右ストレートでダウンを奪うと、4回終了時の公開採点は3者ともに38-37で大竹を支持。ペースを握った大竹は、その後も左ボディで動きを止めると連打でダウン寸前まで追い込んだ。ポイントをさらに広げた大竹は攻撃の手を緩めずダメージを与えた。最終12回はゴメラの左アッパーをもらいピンチになったが逃げ切りに成功。ジャッジは2者が115-112、1者が116-111とし大竹が新チャンピオンに輝いた。
ダウンを奪った右は手応えがあった
日本王座に続く2本目のベルトを手にした大竹は、「5ラウンドにカウンターのボディをもらい、効いてしまったので右が出せなくなった。前に出てプレスをかけるのが僕のスタイルだが、練習してきた右をもっと出したかった」と反省の弁が口を突いた。「苦戦してはいけない試合だが苦戦してしまった。なかなかスカッといかないが、世界を目指していきたい 」と再び世界を狙うと誓った。
最後まで粘りを見せたが…
一方、控室に戻りガックリとうなだれたゴメラは「大竹はすごくタフだった。ボディが効いた。倒れそうになったが、最後まで戦いたかったので気持ちで耐えたが残念」と試合を振り返った。
採点表