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13日に後楽園ホールで行われたプロテストでは、女子競輪界から転向した異色ボクサー、島野麗敏(34=TEAM10カウント)がC級テストを受験した。元々、北京五輪を目指しボクシングを始めた島野だが、女子ボクシングが競技と採用されず断念。その後、競輪の道を歩み、2012年のガールズケイリンでデビューを飾った。年間の獲得賞金は1000万円を超えたが、神奈川・平塚にあるTEAM10カウントジムに通い始めたことをきっかけにボクシング熱が再燃。昨年2月にボクシングに専念すると発表し、競輪界から引退した。
競輪で鍛えたふくらはぎを披露
島野を指導する鳥海純会長は、「技術はまだまだですが、競輪で鍛えた下半身は凄い。とにかくフィジカルが強い」と評価。島野も愛嬌たっぷりに「ダイヤの原石です」と横から茶々を入れ、「残された時間は多くないが、誰もが対戦を拒むような強い選手になりたい」と抱負を語った。五輪ではミドル級での出場を目指していたが、プロでは日本での試合を考慮し、フェザークラスまで落とすとのこと。競輪で培ったパワーがファイトにどう活きるのか注目したい。