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22日、メキシコで行われたWBC女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者アナ・マリア・トーレス(メキシコ)VS挑戦者・山口直子(白井具志堅)の一戦は、山口が王者との距離を最後まで詰めきれず、判定3-0で無念の涙を飲んだ。
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WBC世界ランク1位となり、指名挑戦者としてメキシコに乗り込んだ山口。序盤にスピードのあるジャブでトーレスから鼻血を出させたが、王者が距離のあるパンチを上手くまとめポイントを奪い、8ラウンドにはワンツーからの連打で山口からダウンを奪い、これが決定的となった。
山口ダウン
ジャッジは100対89が二者、97対91が一者と大差。しかし、トーレスは序盤からの鼻血が止まらず、山口のパンチでたじろぐ場面もあるなど近年にない大苦戦となり、地元関係者からは絶賛されていた。
防衛を果たしたトーレス
試合後、山口は「追い切れなかったのが悔しい。ただ自分もパンチを当てることが出来たと思う。内容に関してはビデオを客観的に見て、自分なりに分析したい」と、敗戦も前向きなコメント。敵地に乗り込んでの挑戦も、善戦及ばずタイトル奪取は成らなかったが、山口直子の挑戦は日本女子ボクシング界に大きな力を与える戦いであった。