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6階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(38=比)の次戦に関して、「5月19日にUAE(アラブ首長国連邦)でアミール・カーン(30=英)と対戦」との報道が出ていたが、パッキャオのプロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム氏はこのほど、「UAE開催の線は消滅」と一部メディアに話した。
もともとパッキャオの次戦は「4月22日、オーストラリアでWBO2位のジェフ・ホーン(豪)と対戦」という線で報じられていたが、2月下旬になって「5月19日、UAEでカーンと対戦」という説が浮上した。パッキャオとカーンも合意したことをツイッターで明言。その裏ではUAEの投資家が3800万ドル(約43億円)の資金提供をすると伝えられていた。しかし、この話に当初から懐疑的だったアラム氏は7日、「UAEでの開催はない。パッキャオの次戦の相手はカーンではない」と断言した。
こうしたなか4月23日にオーストラリアでホーンと対戦するには時間が少なすぎることもあり、この計画も現実的はなくなりつつある。フィリピンの上院議員でもパッキャオは次戦の開催日程に関して「議会のない4月か5月」と話していただけに、はたしてどうなるのか。