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4月23日に愛知・刈谷市あいおいホールで日本タイトルに初挑戦する日本フェザー級1位の坂晃典(25=仲里)が沖縄県でスパーリング合宿を敢行。24日には2016年全日本スーパーライト級新人王の吉開右京(19=島袋)との実戦練習で激しい打撃戦を見せた。
中盤から坂が攻勢をかけた
ジャブの差し合いから坂がプレスをかけボディへパンチを入れると、吉開はサークリングしながら距離を保つボクシングを展開。ロープに詰められたが、タイミングを見てはアッパーを合わせた。しかし、ラウンドが進むにつれて坂は圧力を強めると、ワンツーで攻め立て4ラウンドには連打でコーナーに追い詰め攻勢を仕掛けた。坂がトップコンテンダーの実力を発揮した。
会長のアドバイスもよく聞けた
スパーリングを終えた坂は「今回の合宿で得たヒントを試そうと思った。初回からイメージ通りにできた。肉体的な疲労で動きが良くないところもあったが、精神的には合宿中で一番良いスパーができたと思う」と手応えを口にした。「日本タイトルはなんとしてでも獲るという、強い気持ちを持って臨みます」と大阪にベルトを持ち帰ると誓った。
ジャブが出なかった。
一方、守勢を強いられた吉開は「威圧感がすごかった。足を使って自分のボクシングをしたかったが、なかなか距離を取ることができなかった。ボディへのパンチも効いてさすがの強さでした」と日本1位の実力に舌を巻いたが、19歳の若武者にはこれ以上ない経験となったようだ。