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WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)の5度目の防衛戦は2月25日、米国アラバマ州バーミンガムのレガシー・アリーナで行われるが、相手が同級10位のジェラルド・ワシントン(34=米)に決まった。当初、ワイルダーにはアンドレイ・ワウルジク(29=ポーランド)が挑戦する予定だったが、ドーピング検査で陽性反応を示したため失格、王者側は代役を探していた。
ワシントンはフットボールから12年7月にボクシングに転向した34歳で、4年半に19戦18勝(12KO)1分のレコードを収めている。身長198センチ、リーチ208センチ、体重は240ポンド(約108.8キロ)〜255ポンド(約115.6キロ)と大柄で、15年10月にアミール・マンスール(米)と引き分けたあと16年には世界挑戦経験のあるエディ・チャンバース(米)に8回判定勝ちを収めている。さらに7月、ワイルダーのV4戦の前座でレイ・オースチン(米)に4回KO勝ちを収めており、レガシー・アリーナでの試合は2度目ということになる。ワシントンは「ワイルダーの地元に乗り込むことになるが、それは私の戦闘意欲に火をつけることになる。この前の試合(オースチン戦)のようにバーミンガムで勝って帰ってくるよ」と自信をみせている。