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3月2日、東京・両国国技館で山中慎介(34=帝拳)の持つWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王座に挑む同級9位のカルロス・カールソン(26=メキシコ)が、「山中戦は私のキャリアのなかで最も厳しい試合」と話している。6年のプロキャリアで23戦22勝(13KO)1敗の戦績を残しているカールソンは、V12を狙う「神の左」にどう立ち向かうのか。
カールソンは11年3月のプロデビュー戦は4回判定負けだったが、以後は22連勝と好調だ。14年にWBCラテン王座を獲得し、昨年9月のNABF北米王座決定戦ではダウンを挽回して3回KO勝ちを収めている。比較的低い姿勢から左右フックで攻め込んでくる好戦型で、初の世界挑戦に関しては「山中戦は私のキャリアのなかで間違いなく最も厳しい試合だが、このチャンスをものにするためにハードなトレーニングと多くの犠牲を払うつもりだ。世界王者になって戻って来るよ」と決意を口にしている。一方、山中は「振ってくるパンチには注意が必要だが逃げるつもりはない。迎え撃つ」と宣言しており、スリリングな試合が期待できそうだ。