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[試合後談話]2017.1.29

三浦隆司「倒すつもりで出た」

 WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級挑戦者決定戦、前WBC王者で現1位の三浦隆司(32=帝拳)対2位のミゲール・ローマン(31=メキシコ)の12回戦は28日(日本時間29日)、米国カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノリゾートで行われた。試合は比較的静かなスタートとなったが、徐々に激しい打撃戦になっていった――。戦い終えた三浦の談話が届いた。
※三浦対ローマン、フランシスコ・バルガス(32=メキシコ)対ミゲール・ベルチェル(25=メキシコ)のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチは30日(月)夜9時からWOWOWライブで放送される
負けていると思ったので前に出た
 三浦は上々のスタートをきったものの3回あたりから接近戦で繰り出すローマンの細かい連打に押され気味となり、厳しい展開が続いた。9回が終わった時点でのジャッジの途中採点は、87対84、86対85で二者がローマンのリード、ひとりが86対85で三浦リードだった。迎えた10回に三浦は左ボディブローでダウンを奪って逆転。11回にも連打でダウンを追加。そして最終回、左で仕留めた。試合後、三浦は「中盤。スコアでは負けていると感じていたので、10、11ラウンドは倒すことを意識して前に出た。それでダウンをとれてよかった」と話した。メインでバルガスを11回TKOで下したベルチェルへの挑戦権を手にしたが、「その試合は見ていないので、なんとも言えない。帰国してちゃんと見ようと思う」と加えた。三浦は31日に帰国の予定。

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