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昨年はリオ五輪のボクシング競技でも男子ライト級代表として活躍した成松大介(27=自衛隊体育学校)は13日、日本ボクシング連盟に結婚を報告。2020年東京五輪も視野に入れて、選手生活も再開しているという。ボクシングスタイルから人間性まで「地味ながらブレない」といわれてきた男は、今後もそのスタンスを維持して戦い続ける。
清水聡(左)から予選出場権を奪取
結婚相手は長年付き合った女性らしいが、シャイな成松は「そっとしておいてください」とだけコメント。とはいえ新生活には心の充実度も低くはなさそうだ。
「バルデラス戦は完敗」と成松
リオ五輪の2回戦でカルロス・バルデラス(米国)に敗れた以降、リングから遠ざかっていた成松だが、昨年11月の全日本選手権では、自衛隊体育学校のセコンドとして参加した。その際に示唆したとおり、今後は階級を1つ上げる予定だという。
昨年の全日本選手権にて
「ライトウェルター級で自分が通用するかどうか分からないし、今は今年いっぱい頑張る以上の気持ちはない。ただ、今年を頑張った先に、東京五輪があるんじゃないかという期待もある」
まずは今年を戦い抜く
五輪予選通過直後、「これで今後の人生も変わってくる」と号泣した成松だが、「あんまり変わらなかったかも」と苦笑い。それでも「はっきり分からないところで色々なことが変わっているんだと思う。そのひとつが復帰なのかも」と静かに野心を燃やしていた。