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ボクシングの老舗雑誌、米国の「リング誌」が17日、2016年の年間賞を発表、最優秀選手にはWBA世界フェザー級スーパー王者のカール・フランプトン(29=英)が選ばれた。フランプトンはIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者時代にの昨年2月、WBA(世界ボクシング協会)王者のスコット・クイッグ(28=英)に判定勝ち。7月にはフェザー級に上げてレオ・サンタ・クルス(28=メキシコ/米)に判定勝ちを収めて2階級制覇を成し遂げた。今月28日にはサンタ・クルスとの再戦が決まっている。
年間最高試合にはフランシスコ・バルガス(32=メキシコ)対オルランド・サリド(36=メキシコ)のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが選ばれた。この賞の候補には亀海喜寛(34=帝拳)対ヘスス・ソト・カラス(34=メキシコ)の第1戦もノミネートされていた。このほかKO賞にはWBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者だったサウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)がアミール・カーン(30=英)を右ストレート一発で沈めた試合が選出され、最大番狂わせとしてライトヘビー級のジョー・スミス(27=米)がアンドレイ・フォンファラ(29=ポーランド/米)を1回TKOで破った試合が選ばれた。またカムバック賞はライトヘビー級3団体王者のアンドレ・ウォード(32=米)、新鋭賞はスーパーウェルター級のエリクソン・ルビン(21=米)、トレーナー賞はローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)を4階級制覇に導き、昨年11月に亡くなったアルヌルフォ・オバンドー氏がそれぞれ受賞した。さらにベスト・ラウンドには5月27日に米国ニューヨーク州ナイアガラフォールで行われたスケンデル・ハリリ(26=コソボ/米)対ジェイソン・トンプソン(36=米)のスーパーウェルター級6回戦の第2ラウンドが選ばれた。この回、ハリリは2度のダウンを奪われてKO負け寸前だったが、ラウンド終了間際に倒し返して逆転KO勝ちを収めた。