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大晦日の東京・大田区総合体育館でWBA世界ライトフライ級王者、田口良一(30=ワタナベ)の5度目の防衛戦に挑む同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)が25日に都内のジムで報道陣に練習を公開した。24日朝に来日したカニサレスは時差ボケがあるのか、疲れた様子で会見に臨んだが、母国に残した二人の娘について聞かれると表情を一変させ、世界ベルトをクリスマスプレゼントとして持ち帰りたいと笑顔を見せた。
試合の模様は当日ゴールデンタイムにて東京テレビ系列で全国中継される。
試合の模様は当日ゴールデンタイムにて東京テレビ系列で全国中継される。
6歳と4歳の娘のためにも頑張る
田口については特に印象はないとしたが、3年前の井上尚弥(大橋)戦は映像で見ていると話し「強く良い選手」と評価。田口が「一番強い相手を」と16戦全勝(13KO)のカニサレスを自ら指名したことに質問が及ぶと、「そのことは意識しているが、田口は選ぶ相手を間違えた」と気を吐いた。
左がペレストレーナー
また、同行したウィリアム・ペレストレーナーは、「カニサレスは距離感とスピードに長けた完璧なボクサー。これまで長いラウンドはあまり経験していないがスタミナに問題はない」と話し、カニサレスも「左フックには自信がある。スピードに自信があるので距離を取って戦いたい」と序盤のプランを明かした。最後に13歳でボクシングを始め、世界チャンピオンになることが夢だったという挑戦者は、王座奪取に向け「コンディションはとても良く非常に幸せを感じている。神のご加護があれば勝てるだろう」と自信を示した。
小柄だがバネもありそう
練習はシャドー、縄跳びから始まり、サンドバッグを叩き汗を流す程度で終えた。練習を見た石原雄太トレーナーは、「身長を153cmと聞いていたが158cmぐらいはありそう。スピードとパワーもありだが、距離を取ってくるならリーチの長い田口が有利」と分析。たまに振り抜いてくるアッパーには気をつけたいと警戒したが、あくまでも想定内とし田口のV5に太鼓判を押した。
想定内だったと石原トレーナー