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19日(月)に後楽園ホールで開催された「DANGAN172」で元日本スーパーバンタム級王者の福原力也(38=ワタナベ)が現役生活最後の試合を行った。フィリピンランカーのアルビン・バイス(28)を相手にラストマッチに挑んだ福原はジャブを散らして試合を組み立てた。
32勝目を挙げた
静かな立ち上がりとなったが、バイスが大振りのパンチを振るい会場をどよめかせたが福原が左ボディを突き刺すとバイスはマウスピースを吐き出して膝まづいた。苦悶の表情を浮かべたバイスに10カウントが数え上げられた。これが42戦目となる福原がKO勝ちで有終の美を飾った。
写真パネルが送られた
試合終了後には関係者が登壇し引退セレモニーが行われた。福原にはチャンピオンになった選手だけに送られる写真パネル、そしてDANGANから特製ベルトが送られた。リング上で挨拶した福原は「こうして皆様に見届けられて試合を終えて良かった。3度目の正直でプロテストに合格した僕ですが、どんどん
自信をつけて日本ランキングに入りデビューから5年目でチャンピオンになったのは自分でも驚いた。ボクシングで社会勉強をしてきたのでこれからもボクシングに感謝をして明日から第二の人生を歩んでいきたい。皆さまありがとうございました」と頭を下げると満員の会場から盛大な拍手が送られた。
試合を堪能できた
控室に戻ってきた福原は「倒したパンチは6割ぐらいの力で打った。入った時これはいったなと思った。ただ、ボディでなくて顔面で倒したかった。最後まで思うようにいかないですね。でも、勝てて良かった」と安どの表情。「怪我をしてからの10年間はキツかったけど楽しかった。3月の試合で自分の中では
終わったが、1秒だけでもリングに上がりたいと思っていたのでうれしかった。会長に感謝しています。僕の試合にこんなに多くのお客さんが来てくれて幸せです。ボクサー冥利に尽きる」と感謝の言葉を口にした。
感動をありがとう
生涯戦績は42戦32勝(24KO)9敗1分。怪我と戦いながら熱いファイトで常に観客を沸かせた選福原が16年間の現役生活に別れを告げた。第二の人生はワタナベジムで手伝いをしながら将来的には独立も考えているという。
DANGAN特性ベルト