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12月31日、WBA世界スーパーフェザー級王座の奪回に臨む内山高志(37=ワタナベ)が18日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開。疲労のピークとは思えぬ落ち着きと力強い動きを披露した。
多くの報道陣に囲まれた前王者
王者は今回ジェスレル・コラレス(パナマ)。内山ではない。しかしここ数年とは異なる立場で大みそか決戦に臨む内山には、動揺が皆無だ。むしろ、安定感のほかに、これまでとは違う立場であることをどこかで楽しんでいるかのような笑みを時折見せる。
「今回は王座云々よりもコラレスですね。コラレスに勝ちたいという気持ちで練習に臨んでいるし、コラレスに勝つための練習をしています。スピードや意外な位置からの攻撃に慣れたら、倒すチャンスがあるかもしれない」
「今回は王座云々よりもコラレスですね。コラレスに勝ちたいという気持ちで練習に臨んでいるし、コラレスに勝つための練習をしています。スピードや意外な位置からの攻撃に慣れたら、倒すチャンスがあるかもしれない」
佐々木トレーナー
タッグを組んで長い佐々木修平トレーナーも「今まではパンチを目で見きるボクシングをしてきたが、やりにくいリズムから意表を突いてくるコラレスのために、ブロッキング・スタイルを進化させた。スパーリングでも順調に発揮している」と自信を口にした。
渡辺会長
所属先の渡辺均会長は「前回の試合を相手から見たら“作戦勝ち”、こっちから見たら“慢心”。内山がいつもに比べたら覇気に欠くと思ったところに致命的なパンチをもらった。今回こそ強さを発揮して欲しい」とコメントした。
ブロックの対応力が急激進化
公開練習では軽めのシャドーボクシングから佐々木トレーナーとのミット打ちを約8ラウンド。今までの動きにプラスアルファといった具合にブロッキングやそこからの打ち返しが織り交ぜられていた。
「これからは疲れを抜く時期」と計画的
バンデージをほどきながら、リベンジマッチの新境地に“前スーパー王者”は勝利を約束する。
「自分自身、勝ったら過去最高の年越しをできると思うけど、もし、これが周りからも望まれた再戦なら、会場のみなさんにも、勝って気分よく帰って欲しいですね」
「自分自身、勝ったら過去最高の年越しをできると思うけど、もし、これが周りからも望まれた再戦なら、会場のみなさんにも、勝って気分よく帰って欲しいですね」