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"KOダイナマイト"内山高志(37=ワタナベ)が、現WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)とのリベンジマッチに向け、不安要素を消す作業に取りかかった。28日から仮想コラレスとして中南米から呼び寄せたサウスポー選手2人と実戦練習を開始した内山は、1日には計6ラウンドの熱のこもったスパーリングを披露した。※東京・大田区総合体育館で行われる試合の模様は、当日ゴールデンタイムにテレビ東京系列で全国中継される。
ルイスには右アッパーが火を噴いた
ライト級を主戦場とする7戦7勝のアンヘル・ルイス(20=メキシコ)は、178pの体格を活かしパワフルな攻撃を仕掛けたが、今回の課題としてガードへの意識が高い内山はこれを完璧にブロック。間髪を容れず左ボディから右のカウンターに繋げ、メキシカンのホープを追い込んだ。
エルナンデスには連打で畳み掛け
続いて27戦19勝(15KO)6敗2分のラファエル・エルナンデス(33=ベネズエラ)は半身のまま右手を下げるデトロイトスタイルで内山と対峙。距離が遠くやりにくい様子の内山だったが、そんな中でもワンツーで追っては右ストレート、左右のボディで畳み掛け、タイプの違う2人を圧倒した。
この2人と仕上げていく
2回目のスパーリングとあってまだまだ抑えて打っているという内山に対し、エルナンデスは「ウチヤマ、ストロング!」と繰り返し、ルイスはジェスチャーで「カウンターにやられた!」と絶賛。終了後は進んで内山と情報共有を行っていた。「ガンガンと向かってくるルイスとやりずらいエルナンデスは仮想コラレスに最適。前回よりだいぶ慣れてきて良いスパーリングができている」。早くも手応えを掴みつつある内山は、12月下旬までこの2人と実戦練習を積み仕上げていく。