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東洋太平洋ライト級王者・三垣龍次(M・T)の2度目の防衛戦が、無敗の挑戦者・高瀬司(大阪帝拳)を迎え13日、後楽園ホールで行われた。
開始早々、王者・三垣が右ストレートで挑戦者・高瀬からダウンを先制。このダウンでペースを握った三垣だが、その後は攻め急ぐことなく、コンパクトなワンツー・左フックで冷静にポイントを奪っていった。
開始早々、王者・三垣が右ストレートで挑戦者・高瀬からダウンを先制。このダウンでペースを握った三垣だが、その後は攻め急ぐことなく、コンパクトなワンツー・左フックで冷静にポイントを奪っていった。
三垣 龍次
王者優勢のまま試合は進み、8回にカウンターの右クロスを打ち込んだところでレフェリーが試合をストップ。三垣が東洋タイトル2度目の防衛に成功した。
試合後の高瀬
12戦全勝(7KO)で臨んだ初のタイトル挑戦であったが、力およばず敗戦の高瀬は「最初のパンチを合わせてレベルが違うなと感じた。玉砕覚悟で行きました」とコメント。レフェリーストップについては「意地でも立っていようと思った。12ラウンド戦いたかったが、パンチをもらい続けてしまった。止められてもしょうがない。諦めてはいなかったが…」と、涙ながらに敗戦を受け入れた。
三垣、控え室会見
一方、王者・三垣はドクターチェック後、試合を振り返り「相手の気持ちが強かった。それにあわせてしまい不用意なパンチをもらった。そこが今後の課題」と自身を分析。1Rにダウンを奪った場面と、最後のラッシュまでの流れを尋ねられ「倒したかったが、自分では行けるとは思わなかった。ポンポン当てて雑になった。イケイケになり過ぎた。左が長所なのに最後の方は左が出なかった。(今後は)ストップに持って行くまでを考えないといけない」と反省の言葉。最後に来年、世界を目指すかと聞かれ「次は指名挑戦。今日より強い相手になる。そこをクリアしてから世界を狙いたい。今日の雑な部分を直して世界を戦いたい」と語り、世界は次戦の内容次第とだとした。
完勝と呼ぶに相応しい試合内容で、無敗の挑戦者を葬った王者・三垣。来年は指名挑戦者を打ち破り、世界挑戦と高らかに宣言したいところだ。果たして、激戦のライト級戦線で、三垣龍次は世界の扉を押し開くことが出来るのか…。
完勝と呼ぶに相応しい試合内容で、無敗の挑戦者を葬った王者・三垣。来年は指名挑戦者を打ち破り、世界挑戦と高らかに宣言したいところだ。果たして、激戦のライト級戦線で、三垣龍次は世界の扉を押し開くことが出来るのか…。