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王座返り咲きを目指す元日本スーパーフェザー級王者で現在は同級3位にランクされている金子大樹(28=横浜光)が21日に後楽園ホールで開催された「ダイナマイトパンチ103」のセミファイナルに出場。ラートパカーン・ナコンーパトム(20=タイ)を迎えてノンタイトル戦を行った。開始からジャブを伸ばしてペースを握ろうとした金子だが――。
金子がダウン!
フェイントを入れながらプレスをかけた金子だが、打ち終わりにラートパカーンの左ストレートをもらいダウンを喫した。
最後は豪快に倒した
不安の立ち上がりを見せた金子だったが、2ラウンドになると距離を詰めて右ストレートでダウンを奪い返した。金子は立ち上がってきたラートパカーンに右を決めダウンを追加。最後は右ストレートでロープまで吹き飛ばして左ボディを突き刺し3度目のダウンを奪いフィニッシュした。
来年は王座に返り咲きたい
ダウンを喫したのは2007年12月、6回戦時代の大村光矢(三迫)戦以来だという金子は「ダウンを食ったパンチは見えなかった。少し効いたけどダメージが残っていないのがわかったので、次のラウンドからはフィジカルで受け止めていこうと思った。パンチをもらうポジションが悪かったし、不用意に入り過ぎた。勝ったのに悔しいですね」と笑顔は見られなかった。次戦は会長に任せると語った金子だったが「できるのであれば来年はタイトル戦がしたい。格上の相手と戦っていきたい」とベルト獲りを宣言した。