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7日の後楽園ホールで開催された「DANGAN C級トーナメント2」の第9試合、ライト級4回戦で元OPBFミドル級王者のカシアス内藤氏、兄に前日本スーパーフェザー級王者の律樹(25)を持つ内藤未来(24=E&Jカシアス)のデビュー戦が行われ、プロ初勝利を飾った。
終始ペースを握った
200人の応援団が駆け付けたという内藤は緊張からか動きが固く、同じサウスポーの佐々木悠登(22=ワタナベ)に攻め込まれたが、ガードで凌ぐと左ストレートを好打。2回にはボディで後退させペースを握った。KOを狙う内藤はパンチを外し積極的な攻撃を仕掛けたが、佐々木も粘りを見せて最終ラウンドには相打ち覚悟でポイントを挽回。しかし、有効打で上回った内藤が判定勝ちした。
試合前のプレッシャーが凄かった
バッティングで左目下を腫らして会見に臨んだ内藤は「相手のパンチが見えたので、これからイケると思い倒してやろうと力が入ってしまった。今日は課題ばかり残った。点数は0点です」と苦笑い。2年前は体重が120kgありダイエット目的でボクシングを始めた内藤。アマチュア経験がなく、実戦は初めてだったが「予想していたよりかはスタミナも大丈夫だったし、スパーリングと同じように感じた。ただ、今日の出来では応援してくれた人に謝らないといけない。ボクシングは注目されてなんぼ。早く実力が追いつくようにすぐに練習を再開したい。次の試合は笑顔で終えたい」と反省の弁を述べるとともに早くも次戦に目を向けた。
内藤律樹(25)
リングサイドでアドバイスを送った律樹は「勝って良かったが、点数はあげられない。アマ経験がなくていきなり実戦だから緊張でガチガチだった。3ラウンドからようやく動きが良くなってきた」と辛口のコメントを残した。
カシアス内藤氏
父であるカシアス内藤氏は「相手もよく頑張る選手だった。肩に力が入り過ぎていたけど、4ラウンドできたしデビュー戦としては良かったのではないか」と感想を口にした。
次戦は1月17日