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12月31日(土)の東京・大田区総合体育館で5度目の防衛戦に臨むWBA世界ライトフライ級王者の田口良一(29=ワタナベ)の挑戦者が決定! 21日にテレビ東京本社で会見が開かれ、田口自らが候補者の中から一番強いと選んだ挑戦者が同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)と発表された。当日はダブル世界戦として、同門の元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(36)が現スーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)と直接再戦する。※試合の模様は当日ゴールデンタイムにテレビ東京系列で全国中継される。
強い田口を見せる!
現在3位にランクされているカニサレスだが戦績は16戦全勝(13KO)、80%以上のKO率を誇る右の強打者。昨年10月に現1位のロベルト・バレーラ(コロンビア)を判定で破るなど実質、WBA最強の挑戦者といって差し支えのない実力者だ。
8月の宮崎戦
8月の前戦で元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(井岡)との指名試合をクリアした田口は、安全策を取りたい渡辺均会長の反対を押し切って全勝チャレンジャーを選択した。「勝って当然と言われるような相手とはやりたくない。やるからには強い相手とやって評価されたいし、どっちが勝つか分からないのがボクシングの醍醐味だと思う。(カニサレスは)打ち合いが好きなタイプなので、今回は打ち勝って倒します!」。
向かって右が石原トレーナー
田口を指導する石原雄太トレーナーは、「日頃から盛り上がる試合がしたいと話している田口だが、前回の宮崎戦は判定に終わってしまった。次こそ倒して勝つことを目標に練習に取り組んでいる」とコメント。結果よりも内容にこだわる田口の一面を明かした。
メインは内山さんに任せます
今やジムを背負って立つ存在となった田口は、尊敬する内山と再び同じリングで試合ができることも喜び、二人で勝って良い新年を迎えたいと抱負を語った。