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20日の後楽園ホールで開催された「ガッツファイティング」のメインイベントは元日本・OPBF東洋太平洋フェザー級王者の天笠尚(31=山上)が56.8kg契約10回戦でOPBFスーパーバンタム級12位カルロ・デメシーリョ(20=フィリピン)を迎えて再起戦を行った。前日計量でフィジカルを生かした戦いをすると語った天笠だったが――。
KO勝ちは逃してしまった
開始から天笠はプレスをかけて力強いパンチを繰り出していくが、デメシーショは強気に打ち返した。天笠は2ラウンドに偶然のバッテイングで左目上をカット。その後も天笠は手数を緩めることなくボディに入れていくが、デメシーショはガードで凌ぐと右フックで顔を弾き会場をどよめかせた。9ラウンドに連打で追い込み手を突かせたがこれはスリップの判定。デメシーショの粘りにKOを逃した天笠だったが判定勝ちで再起を飾った。
快勝にも不満顔
控室に戻ってくるなり「あ〜悔しい…」と漏らした天笠。「ある程度想定していたが、パンチが伸びてきたし終盤ちょこちょこパンチをもらってしまった。スカッと勝ちたかっただけに…」と表情を曇らせた。世界で戦うために必要なものはとの問いに天笠は、「前回イギリスで戦った時にフィジカルの違いを感じた。まだ効果が出ていないが、体幹トレーニングや筋力トレーニングで体を一回り大きくして次は成果を出したい」と抱負を語った。
粘りをみせたデメシーリョ
最後まで鋭いパンチを繰り出し健闘したデメシーリョは「天笠は身長が高くてやりにくかった。パンチがあるとは思わなかったがタイミングの良いパンチを打ってきた。また日本のリングに上がりたい」と試合の感想を口にした。
採点表