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明日の後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」のメインイベント、56.8kg契約10回戦に出場する元日本・OPBF東洋太平洋フェザー級王者の天笠尚(31=山上)とOPBFスーパーバンタム級12位カルロ・デメリーショ(20=フィリピン)の前日計量が水道橋・日本ボクシングコミッション事務局で行われた。天笠は4月に英国リーズでWBCインターナショナル・フェザー級王者のジョシュ・ワーリントン(英)に判定負けして以来の再起戦となる。
冷静なボクシングをする
これが約1年ぶりの後楽園ホール登場となる天笠はリミットちょうどの56.8kgで一発パス。主戦場としているフェザー級より300g軽いウェイトでの試合となる天笠は「スーパーバンタム級でも(世界の)チャンスがきていいようにこの体重で試合することになった」と経緯を説明。「前回、負けはしたが世界が届かないとは思わなかった。フィジカルの違いを実感したので意識してトレーニングしてきた。明日はムキにならずスカッとした試合をしたい」とノックアウトを宣言した。昨年10月に結婚、5月に第一子が誕生した天笠は「息子のためにも良いところを見せたい」と長男の和(やまと)くんに勝利をプレゼントすると誓った。
フィリピン国内王者のデメリーショ
これが初来日となるデメリーショは500gアンダーの56.3kgで秤を降りた。「相手は背が高くて良い選手。やってみないとわからないがチャンスがあれば倒しにいく」と静かに闘志を燃やした。