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第30代日本スーパーバンタム級王者でワタナベジム最古参の福原力也(37)が、誕生日翌日の12月19日(月)に後楽園ホールで引退試合を行うと発表した。現役を続ける傍ら同ジムでボクシング教室を開く福原は、18日に品川区内で催された渡辺均会長の中小企業経営者向け講演会に出席し、参加者に健康維持を目的としたトレーニング法を指導した。
この日はボクシング教室を開いた
2000年6月のデビューからハードパンチャーとして鳴らしKOの山を築いてきた福原は、05年に世界挑戦経験者の木村章司(現花形ジムトレーナー)を破り日本王座を獲得。翌年初防衛に成功したが、V2戦の試合中に右腕を骨折し王座を失うと、その後も怪我に苦しみ階級を上げての4度のタイトル戦はいずれも失敗に終わった。
高齢者にもできるトレーニング法を指導
右の肩と肘が満足に稼動せず、これまで騙しだましに戦ってきた福原だが、いよいよ体の限界を感じ引退を決意した。なお引退試合の対戦者は未定だが、比国強豪選手を予定しているとのこと。
渡辺均会長とのミット打ちも披露した
「手術をしても完治する見込みは五分五分と言われ、今年3月の細野戦(前日本フェザー級王者の細野悟/大橋)でスッキリした。19日の試合に勝って、これまで苦楽をともにした内山(高志)の大晦日の復帰戦を楽しみたい。来年からは心機一転して頑張ります」。16年間の現役生活にピリオドを打つことになった福原だが、引退後もボクシング教室を続け競技の楽しさを伝えていく。