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ボクシングファン期待のフェザー級ホープ対決として、明日17日の後楽園ホールで拳を合わせる日本同級14位の溜田剛士(23=ヨネクラ)と東洋太平洋同級12位の阿部麗也(23=KG大和)。東京・水道橋の日本ボクシングコミッション事務局で行われた前日計量に臨んだが、溜田の会場入りが遅れ接触は叶わず。先に阿部がフェザー級リミットの57.1kgで計量を終え、明日の試合に向け意気込みを語った。
現在4連勝中の阿部
サウスポーの阿部は「特に対策はしていない。いつも通りにやって勝つだけ」と淡々に話すも、「中間距離でボクシングをしてハードパンチャー(溜田)をカウンターで迎え撃つ」と試合をイメージ。その上で「良い勝ち方をして日本ランクをもらい名前を売りますよ」と静かに闘志を燃やした。
再起戦となる溜田
遅れて到着した溜田は200gアンダーの56.9kgで一発クリア。「この試合に集中し練習してきた。お客さんに楽しんでもらいたい」と、阿部とは対照的に万全のサウスポー対策を強調した。
パワフルなファイトが持ち味の溜田は、今年4月の前戦で南アフリカに遠征し、判定で敗れたものの元WBA世界フェザー級スーパー王者シンピウェ・ベチェカ(南ア)と対戦し世界を実感。再起戦のリングとなる今回、一回り成長した姿に期待したい。一方、14年の全日本フェザー級新人王で現在4連勝中の阿部は、戦績を重ねる毎に研ぎ澄まされる一撃必殺の左カウンターを持つ注目選手。フェザー級ホープ対決を制し、タイトル戦線に打って出ようという思いは溜田よりも強いと感じるが、はたして結果は――。