日本ランカー緒方勇希が引退

　日本スーパーフェザー級12位の緒方勇希(32=角海老宝石)が3日、フェイスブック上で引退を表明。10年の現役生活にピリオドを打った。生涯戦績は26戦22勝(4KO)3敗1分。

　06年にデビューした緒方は09年に無敗のまま全日本フェザー級新人王を獲得。突出した武器と派手さはないが、堅実かつ安定したボクシングで長くランカーとして活躍した。一昨年4月には細野悟(大橋)と空位の日本フェザー級王座を争い10回TKO負けを喫したが、5回までの途中採点ではポイントでリードするなど予想を覆す善戦が記憶に残った。今年7月のオープン戦で荒木貴裕(極東)に判定負けし、これがラストファイト。引退の理由として緒方は近年のパフォーマンス低下を上げた。