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今年4月に前王者の清田祐三(32=フラッシュ赤羽)から東洋太平洋スーパーミドル級王座を奪取した松本晋太郎(31=ヨネクラ)の初防衛が決定。10月17日(月)、後楽園ホールで開催される「スヴェンソン・エキサイトボクシング」のメインで、同級6位ジェイド・ミッシェル(豪)を迎えることになった。
今年4月の清田戦
4月の挑戦では、過去にこの王座を懸け清田に2敗している松本が序盤から積極的に仕掛け主導権を掌握。8ラウンドまでの途中採点でリードし、偶然のバッティングでの途中ストップにこそなったが、最大4ポイント差をつけた松本が8回負傷判定勝ちを収め、悲願のタイトル奪取をはたした。
挑戦者のオーストラリア人は戦績10戦9勝(4KO)1敗の3年目の選手。映像を見る限りフットワークを生かす中近距離を得意とする右ボクサーファイターで、身体に厚みがある割りにスピードもある。国外での試合は今回が初となるが、すでにPABA王座をはじめいくつかの地域タイトルを獲得。プロのキャリアは浅いが、松本が初防衛のプレッシャーで硬くなっているようだと足元をすくわれそうだ。
活きの良い二人の対決
また、このイベントのセミでは、東洋太平洋スーパーフェザー級14位、日本フェザー級14位の溜田剛士(23=ヨネクラ)と東洋太平洋フェザー級12位の阿部麗也(23=KG大和)の若手ランカー対決が組まれた。今年4月に南アフリカで元WBA世界フェザー級スーパー王者シンピウェ・ベチェカ(35=南ア)と対戦し判定負けを喫した溜田は、今回が再起戦となる重要な一戦。また、4連勝中と勢いに乗る阿部は、日本ランクに復帰するためにも内容ともにアピールしたいところ。東洋太平洋、日本ランクの下位にいるが、今後間違いなく上位に顔を出すであろう2人に対決。メインに劣らぬ楽しみな一戦だ。