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WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、V6王者カルロス・クアドラス(28=メキシコ)対ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)の12回戦は10日(日本時間11日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで行われた。試合後、両者がメディアにコメントを発した。
クワドラスvsロマゴン
117対111、116対112、115対113というスコアでジャッジ三者から支持を受けて4階級制覇を成し遂げたゴンサレスだが、両目下が腫れ、顔だけ見れば敗者のような印象だった。「これまでで最も苦しい戦いだった」というのも頷ける。そのゴンサレスは「私たちはすばらしい試合をしたと思う。これまでこの階級で(世界戦を)戦ったことがなかったが、でも勝ったと思った。ボディブローは効かなかったが、頭部に受けたパンチはダメージを感じた。井上尚弥(大橋)とはぜひ戦いたい」と話した。
一方、ぶ然とした様子でリングを去ったクアドラスは「接近してはいたが、私が勝っていた。彼の顔を見てくれ」と、判定に不満を唱えた。しかし、ゴンサレスの強さ、巧さは認め、「彼のディフェンスは私が思っていた以上に優れていた。彼は私のパンチを腕で受け止めながら打ち返してきた」とライバルを分析した。
一方、ぶ然とした様子でリングを去ったクアドラスは「接近してはいたが、私が勝っていた。彼の顔を見てくれ」と、判定に不満を唱えた。しかし、ゴンサレスの強さ、巧さは認め、「彼のディフェンスは私が思っていた以上に優れていた。彼は私のパンチを腕で受け止めながら打ち返してきた」とライバルを分析した。
試合後リングに上がった井上尚弥
風雲急を告げるスーパーフライ級トップ戦線。8月31日にはWBA王座の持ち主が河野公平(ワタナベ)からルイス・コンセプション(パナマ)に変わり、その3日後にはIBF王者もマクジョー・アローヨ(プエルトリコ)からジェルウィン・アンカハス(比)にチェンジ。翌4日には井上尚弥が本調子ではないながらもWBO王座のV3を果たし、そして今回のWBC戦でゴンサレスが戴冠を果たした。来春、井上対ゴンサレスの頂上決戦が期待されるが、はたして――。
河野公平vsコンセプション